2011年01月15日

【人形アニメ】チェブラーシカに人生の機微を見る

ロシアの人形アニメ、チェブラーシカを見ました。最初は私の来月で1歳になる甥っ子が好きそうだなと思ってDVDを購入したのですが、見て驚きました。全然大人でも見られる作品です。チェブラーシカはロシアで40年以上前に初公開されたものですが、公式HPの紹介を引用したほうがいいですね。

「チェブラーシカ」は、現代ロシアで最も有名な児童文学作家の一人、エドゥアルド・ウスペンスキーの原作を、「ミトン」(67)、「レター」(70)、「ママ」(72)など、人形アニメーションの世界的名作を生み出した巨匠ロマン・カチャーノフ監督によって制作されたパペットアニメーションです。

オレンジが詰められた木箱に閉じ込められて、遠い南の国からはるばるロシアまでやってきた大きな耳の小さな生き物。サルでもなければ、クマでもない…彼は起こしてもすぐに倒れてしまうので、果物屋の店主に「チェブラーシカ(バッタリ倒れ屋さん)」と名付けられます。動物園にも受け入れられず、都会の片隅の電話ボックスを寝床にしていたチェブラーシカはある日、孤独なワニ、ゲーナの「友達募集」の張り紙を見つけ彼の家を訪ねます。孤独な二人はすぐに友達になり、一緒に友達を増やしていきます。

チェブラーシカとゲーナの人との出会いの中で生まれる喜びや悲しみのドラマが、多くの人々の心に温かい感動を与えました。


これは第一話の内容ですが、全編がチェブラーシカと仲間たちが織り成す心温まる内容です。この作品は新たに去年の末新作が作られましたが、今回私はそれまでの4話を収録したDVDを見たのでその範囲での話をしていきますが、一番印象に残っているのは40年以上前の第一作目です。

この第一作はチェブラーシカの登場からワニのゲーナとの出会いを描いたものですが、現代にも通じる人々の“孤独”そしてそこから“友達”を通して人は独りでは生きてはいけないという人生の普遍的なテーマを扱っています。

チェブラーシカは何者でもない生き物であるがうえに、動物園すらにも受け入れられません。何者でもない自分、それは誰しもがそうであり誰もが感じるものです。そして動物園で働くゲーナも悲しいほどの孤独な環境にあります。そんなゲーナは単純ですが、友達募集をします。

チェブラーシカはそうやってゲーナと出会い仲間たちとも出会います。その中で友達の家をみんなで作り、そしてチェブラーシカもやがては幼稚園に受け入れられます。前に書いたようにゲーナが行った友達募集の広告は単純ですが、チェブラーシカまたゲーナが見せるひとつひとつの表情それは孤独であり悲哀でり喜び、悲しいほどの孤独に打ち震える2人がいつしか出会い、そして共に笑い共に喜ぶその表情のひとつひとつ。最後に大勢の仲間に囲まれたチェブラーシカが見せるはにかんだ照れ笑いは、それまでの電話ボックスでの孤独な日々を思い出させ、見る者の涙を誘います。

とても優しく癒される作品です。登場人物は孤独だけどまじめで一生懸命生きている人たち。それは動物であったり少女であったりするし、ちょっといたずら好きだったりするけれど、みんながみんな優しくも哀しい人たちです。

当時のロシアがそうだったのかもしれないけれど、人は独りでは生きてはいられないものだけどみんなが孤独。ある意味哀しい物語だけども、救いのある物語でもありました。

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posted by hermit at 18:48 | Comment(0) | 映像・音楽
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