2011年04月04日

【マンガ】星守る犬@村上たかし

今回も漫画をご紹介いたします。タイトルは「星守る犬」きっと私が紹介せずともたくさんの方が知っていらっしゃると思います。今年映画化されるということで、この本の帯には大々的に映画化決定とか雑誌ダ・ヴィンチの泣けた本ランキング1位とかそんな文言が並んでおります。映画『星守る犬』公式サイトによると主役のおじさん役を西田敏行さんが演じられるようで、配役的にもちゃんと若手のきれいどころも折り込みつつ、思いっきり泣かせる気満々の映画になりそうです。

個人的にこの漫画の良さはくたくたに疲れ果てたオヤジと純粋なワンコという落差が逆に涙を誘うというものですが、こんなことを書きつつ世の中的にはこういうふうな映画が大人から子供まで楽しめて良いのでしょうね、原作であるこの漫画のおじさんは西田敏行というよりは北島三郎に近い感じがします。絵のタッチも個性的で今時のアクのない絵柄ではなく、どちらかというと絵を見れば作者が分かるといいますか、私が見た感じ似てると思ったのは「夕凪の街 桜の国」のこうの史代さんとか「3月のライオン」の羽海野チカさんといった感じ。最初はとっつきにくいかもしれませんが、読み進めていくうちにクセになってくるという感じではないでしょうか。細かいところまで書き込みが多いところも似ているし。

(あらすじ)とある原野で、朽ち果てた車の中で寄り添うように、男性と一頭の犬の遺体が発見された。鑑定の結果は男性が死後1年。だが犬は死後わずか3ヶ月――。この時間差が意味するものとは? …それは哀しくも愉快な一人と一頭の、残されたわずかな“生”を生き抜く旅の終着点――。(amazonより)


肝心の読んだ感想としては、私もこの二十年来犬を飼ってきた身としては、犬はそこまで賢くないんじゃないの?という疑問も持ちましたが、この漫画はそういう趣旨ではないので、置いといて、このハッピーというワンちゃんの献身的なひたむきさ、そしてあたかも普通に近所にいそうな朴訥として不器用なおじさん。この漫画がベストセラーになったのはこのおじさんの普遍性にあったと思います。とりあえず読んでみてもらえばわかるようにきっと読者さんの家にもこんなお父さんいると思います。だからこそ涙腺のツボにはまってしまうんでしょうね。

それとこの本は二編の漫画で構成されています。最初の一編がここまで書いた、映画化される「星守る犬」、次の一編が「日輪草(ひまわりそう)」です。実は二編はつながっていて、「日輪草」は「星守る犬」で亡くなった登場人物たちの行政上の処理を任された自治体のワーカーが主人公で、この二編目の主人公(この人もおじさん)も、犬にゆかりがあり心に澱みを抱えていてという話です。色々書きましたが、そうはいっても犬好きにはたまらない漫画だと思いますのでおすすめです。

(参考)
村上たかし―wikipedia
映画『星守る犬』公式サイト

星守る犬
星守る犬村上 たかし

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