2009年10月20日

一瞬で信じこませる話術コールドリーディング

いわゆる占い師が相談者に使う裏技的な話術です。本書のオビに内容のことが分かりやすく書かれているので紹介すると、「なぜ、占い師は信用されるのか?ニセ占い師、エセ霊能者、エセ教祖…が相手の心をつかむために使ってきた『相手を傷つけずに、あたなの主張を通すことができる!』テクニック」とあります。まさにそんな内容が書かれています。テクニックというよりトリックともいえる話術です。著者によると心理学セラピーにも催眠術にも応用されてきた話術とあります。

何気ない会話で相手を引き込みそして本音を引きだし、相手を信じこませる方法なんですね。この方法は良いことに利用すれば最良のコミュニケーションができますが、悪用されれば詐欺師の意のままになってしまい最悪の事態にはまってしまいます。この方法は今でこそ、こうしてビジネス会話のテキストとなりますが、以前は密かにそういう人たちの間でしか知らない方法だったのです。

まず占い師や霊能者のもとへ相談者が行くということは、何かアドバイスを求めてという前提があります。例えばその術者が「あなたはもしかして○○会社で働いていないよねぇ?」などと質問します。術者は職種による服装の傾向や年齢性別など、あらゆる外見を観察し果ては右利きか左利き(利きでも性格が違う)かまで観察しておおよその職業を質問します。

肝心なのは「いないよねぇ?」の部分。この曖昧さが肝となります。当たっていたら相談者は「すごい!仕事場の私を透視できるんだ!」となりますが、外れても術者にとっては大丈夫です。術者は「そうですよね。あなたは○○会社のような大企業で慢心して安定ばかり求めるタイプじゃないわ」と切り返します。すると相談者は「そうなんです。私は○○という会社で○○という職種をしています」と相談者自ら術者に情報を与えてくれます。そうなるともう術中にはまってしまいます。術者は「そうですよね、あなたはそんな会社で終わるような人ではありません」などと言うと相談者もまんざらではないはずです。これを著者は『話術に巻き込む』と書いています。

また「近い将来あなたには良いことがある暗示があります」などと言われた場合も、近い将来とは数日後とも数ヵ月後とも1年以内とも受け取れる曖昧さがあります。その場合、これらの期間に何か良い事があれば「当たった」と信じてしまうのです。このように相談者の心理を巧みに誘導します。

他にも術者より「赤い絨毯が浮かんで見えるんですが…そこにあなたが立っているのが見えます。…広い場所で…」そうなると相談者は「あ、映画館じゃないでしょうか?先週、映画に行きました。」となるのです。人の記憶というのは案外曖昧です。相手が特別な能力を持っているという前提ならば、この謎かけのような質問でも自分に都合のいい記憶を作り出して答えてしまうのです。決して術者は映画館とは言ってはいないし、赤い絨毯という言い方が曖昧な記憶にとって広い質問であることも肝となります。

30年前アメリカの大学で以下のような心理テストを生徒にしたそうです。内容はいくつかの質問に答えてそれぞれタイプ別に結果を出すというものです。しかし、それは嘘です。全員に同じ結果を渡し、それぞれに当たっているかいないかの統計をとったコールドリーディングを表すようなテストです。

・ かなり非現実的な野望を抱いてしまうことがある。
・ 自分を素直に出しすぎてしまうのもあまり賢明ではないということを、これまでの人生経験で学んだ。
・ ある程度の変化や自由を好み、縛られたり制限されたりすると不満を感じる。
・ これまでの人生の選択や行動は本当に正しかったのかと疑問に思うこともある。
・ 自分の中にはまだ掘り起こせていない才能が眠っている

など、どの生徒に対しても同じ結果の13の項目でしたが、生徒たちは5ポイント中、平均4.5ポイントという高い評価で「当たってる!」と感じたそうです。これは86%の的中率ということになり、さらに41%は「“完璧”に当たってる!」と感じたそうです。コールドリーディングとはこれの応用なのです。現在になって同じようなテストを行っても同じような結果だったといいますから驚きです。

もちろん霊能力や占いなどの形而上学を否定するものではありません。世間でのいわゆる霊感商法やニセ占い師というものはこれを悪用しているというのです。著者もそこは区別していて悩んでいる相談者の手助けにこの方法を使用する占い師もいるのはもちろん、実際に占いの模様を見せるタロットやホロスコープなど具体的な占い道具があるものなどに詐欺が少ないのはそのためだとしています。逆に会話だけだとか相手に直接触れたりするものの中にはそういった技法を悪用する者もいるということでした。

本書では「あなたは左利きではありませんよね?」とハッタリをきかし、ヒットすれば「そうですよね」とうなずき、外れればそつなく受け流すサトルネガティブという方法や、「結婚したいと思っているのはなぜですか?」と「なぜ」を強調して問いかけ、相談者が結婚したいと思っていることを少なくとも同意させればヒットさせたことになり、外れれば別のものや事柄(ミディアム)に転嫁して受け流すというサトルクエスチョンという方法もあります。先で書いた「近いうちに〜があるはずです」という予言はサトルプリディクションと呼ばれる当たり外れの証明が難しく、物事を好意的に受け取る人の心理を応用した話術です。

本書はこうしたことを一般に応用して初対面や人との交流またセールスへの応用、同僚や部下また面接やプレゼンやスピーチそしてメールや恋愛についても応用できるとして具体例などを示しながらそのノウハウを書いています。

コールドリーディングというものが占い手法にあるということは少しだけ知っていましたが、具体的にこのような方法だとは新たな発見でした。またネットやその他の広告などで、本書を読んだ後で思い浮かべるとなるほどそういう方法を利用しているのかと思ってしまいます。ですが著者の書くようにこれを良いほうに応用することで人間関係やビジネスで良好な結果を出すことができるなと思います。分かりやすくかつ応用も含めて詳細に書かれてあるということも良い内容でした。

一瞬で信じこませる話術コールドリーディング
一瞬で信じこませる話術コールドリーディング
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2009年01月06日

ボロ儲け経済学 ゼニのカラクリ明かします

格:560円著者は残念ながら亡くなってしまいましたが、独特の関西弁まるだしの言い回しと、お金に関する鋭い洞察と観察眼はやはり目を見張ります。

著者の根幹にある思想とはマルクスの「資本論」とドストエフスキーの一連の小説だといいます。私たちが生活する上で何気なく接しているものを題材に著者は、経済の仕組みについて専門家やプロ、玄人にしか通じない用語や言いまわしを、素人でも理解できる形にかみ砕いて説明してくれています。

ボロ儲け経済学―ゼニのカラクリ明かします (知恵の森文庫)
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2008年12月03日

必ず売れる!ゲリラ・マーケティングIN 30 DAYS お金をかけずに売上を10倍にする方法

      《著者紹介》

       ジェイ・C.レビンソン

       歴史に残るマーケティングのベストセラー
       「Guerrilla Marketing」をはじめ、そのほか29冊にのぼる
       ビジネス書の著者である。これらの著作は世界各国で販売され、
       販売部数は1400万部にも及んでいる。レビソンの「ゲリラ」の
       概念はマーケティングに大きな影響を及ぼした。
       今日、彼の著作は39カ国語に翻訳され、
       世界各国のMBAのプログラムでも必読文献となっている。

       A.ローテンスレーガー

       マーケティング兼PRコンサルタントとして賞をうけており、
       ダイレクトメール・プロモーションのスペシャリスト、
       著述家、講演者、起業家でもある。
    
    《目  次》
       
       あなたはゲリラだ!
       本当にゴールを知っているか?
       これだけは調べろ!
       ゲリラは狙い打つ!
       どこに立つかで勝負は決まる!
       ニッチでリッチに!
       あなたはどこにすすむのか?
       ベネフィットしか売れない!
       あなたは誰でなにをしているか?
       メッセージを作れ!

      〈内容と感想〉

  MBA必読文献であり全米で1400万部の売り上げを
  突破したというこの本。

  そのそもゲリラ・マーケティングとは、

  経営資源(お金など)の少ない個人や中小企業が、
  経営資源の豊富な大企業と同じマーケティング行動を
  とろうとしても限界がある。
  少ない経営資源からいかに多くの利益を得るか?
  その問題を解決するために考案されたのが
  「ゲリラ・マーケティング」です。

  なんだかいまいち分かりにくいかもしれません。
  僕が読んだ感じでは、
  むやみに広告やCMなどにお金をかけるよりも、
  この本の方法を使えば、大企業並みの市場調査ができ、
  少しのお金でお客のニーズに即した広告なんかが可能だと
  言っているんだと感じました。

  確かに「誰もが使える実証済みのアイデア」だけに、
  初心者、素人にも分かるよう丁寧にそのテクニックが
  紹介されています。
  主にテレビ、ラジオ、ダイレクトメール、
  ホームページなんかのネットでの広告に
  主眼がおかれていますが、人脈の広げ方、
  パーティーや懇談会での振舞い方まで紹介されています。

  これを30日でやってしまおうってのが
  この本のコンセプトで30のカテゴリにわたって
  ノウハウが紹介されています。

  最後にこの本の要点をまとめると

  ◎自分がどのような業界に身を置いているのかを理解しなさい

  ◎量の増加は必ずしも成長を意味しない

  ◎成長、拡大、多様化はすべて経営トップからはじまる

  ◎成長は長期的であるべきである

  ◎顧客ニーズ、ベネフィット、標的市場への
   マーケティングにもとづいた持続可能な成長戦略と
   姿勢を維持する

  ◎ありきたりのものを作って、
   あるいは、手持ちのサービスを活用して、
   販売活動を行おうなどと考えてはならない

  自分の経営姿勢やマーケティングについて考えるにはいかがでしょうか。

必ず売れる!ゲリラ・マーケティングin30days
必ず売れる!ゲリラ・マーケティングin30days
ゲリラ・マーケティングジャパン 掛橋 柚木

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2008年11月17日

できる若者は3年で辞める! 伸びる会社はできる人よりネクストリーダーを育てる

      《著者紹介》

       株式会社人材開発 代表取締役会長兼CEO
       久野康成公認会計士事務所 所長
       東京税理士法人 統括代表社員
       公認会計士・税理士・社団法人日本証券
       アナリスト協会検定会員
       1965年生まれ。愛知県出身。
       1989年滋賀大学経済学部卒業。
       1990年青山監査法人入所。監査部門、
       中堅企業経営支援部門にて、主に株式公開
       コンサルティング業務に係る。
       1998年久野康成公認会計士事務所を設立。

  《目  次》
       
      第1章 3年で辞める若者を引きとめてはいけないワケ
      第2章 「3年以内転職」に効く処方箋は?
            ―「ネクスト・リーダー」になる方法
      第3章 予算も目標も、達成できなきゃ粗大ゴミ
      第4章 会社の成長に欠かせない条件とは
      第5章 「成果主義」にソッポを向く社員
      第6章 組織目標と個人目標
      第7章 定性目標と定量目標
      第8章 モチベーション(やる気)って何だろう
      第9章 マインド・イノベーション(意識改革)のすすめ
      第10章 真のリーダーになる日
      わたくし論 亀は萬年 

      《内容と感想》

  たった3年で社員6名から300名に急成長させ、
  国内有数の独立系会計事務所を経営する公認会計士のビジネス論です。
  タイトルの「できる若者は3年で辞める!」というタイトルに惹かれて
  読んだのですが、当然、新卒ビジネスマン向けかと思いきや、
  人材育成、経営論、リーダーシップについて多く示唆する内容でした。


  まず著者が言いたいことは、“3年で辞める”ではなく、
  “3年は勤めろ”ということです。
  何とか3年勤めさえすれば会社の面白さが分かってくるし、
  辞めるにしても一通りのノウハウは学べるからです。


  新卒社員が3年で辞めていくというのは、
  昨今とみに言われていることですが、その理由の多くが
  「思っていたことと、実際の業務が違った」
  「実際の仕事が自分の考えていた方向性と違う」
  「自分のキャリアにならないと思った」
  などといった理由に集約されます。


  そもそも現代の若者と高度経済成長を支えてきた時代の若者たちは
  何が違うのかといえば、まず昔の就職は売り手市場であり、
  職員の質とは関係なく、企業はいかに多くの社員を
  確保するかが大前提でした。
  そんななかで考え出されたのが「終身雇用」と「年功序列」や
  福利厚生です。
  それまでの企業は、新たな発想力を持つ人材よりも、
  何か問題の起こった場合にそれに対処できる人材を求めてきました。
  しかし、そのような人材を選ぶ材料がなかったため、
  企業は「学歴」を重要視しました。
  「学歴社会」とは、高度成長期の企業社会が必然的に作ったものです。


  しかしバブル崩壊後の日本では、
  終身雇用が崩壊し企業は次々にリストラを敢行し、
  求職者たちは超氷河期と呼ばれる大失業時代をむかえました。
  そんな時代を肌身に感じてきた新卒者(若者)たちは、
  仕事にやりがいを見出せず、趣味や余暇を優先するようになります。


  さらにこのような若者たちは、
  いつ自分がリストラの憂き目にあうかを恐れ、
  会社の一員としてより自らのキャリアを磨いて、
  所属する会社によらずとも自立できる道を模索します。
  このような志向を著者は基本的には「安定志向」の現われではないかとし、
  「キャリア志向」とは、自分の身を守るための手段であり、
  その根本はやはり「安定志向」であると書きます。


  このような若者の心理を見越した企業側は、
  手厚い福利厚生や、キャリアアップにつながる
  やりがいのある仕事など企業のポジティブな面ばかりを強調し、
  高めの初任給を売りに多くの社員を採用することになります、
  しかし多くの若者が職場の現実を目の当たりにし
  3年以内で辞めていくのです。


  著者は書いています。その企業が厳しい仕事であるとした前提で、
  企業理念や明確な目標を掲げたとします。
  当然、楽な仕事を望む求職者は離れていきます。
  しかし、わずかでもその企業の理念に共感し、
  共通の目標を持ちたいと考える希望者があるのなら
  それは貴重な人材だと。


  その上で3年で会社を辞められたとしても、
  その社員がどこにでも通用するキャリアを積ませなければならないと。
  現実的にそれが難しく、企業としての理念と目標を明確にし、
  それくらいの人材育成をしなければ3年で辞める社員以前に、
  企業としての実力がないこととおなじであると。
  もしそれほどの人材が育成できるのであれば、
  おのずと辞める社員はいないはずであり、
  企業も成長を続けることができると。


  経営者(リーダー)は常に企業理念と目標を持つことで、
  努力目標ではなくどうすれば目標に達成できるかを
  社員に訴えなければならないといいます。
  しかし、同時にリーダーは非情にならなければならないとも
  著者はいいます。
  たとえ社員に不満を持たれようと、勇気を持って切らなければ、
  一時の成長で終わってしまいます。


  最後に著者はリーダーの条件を示します。
  1つめが「ビジョンを示すこと」
  2つめが「それを共有させる」
  3つめが「実現へと導く力です」。
  これはビジネスの先端をいく多くの企業経営者たちも実践しており、
  彼らに共通する特徴は
  「明確なやりたい目標をもっている」
  「情熱や志や使命感」があるそして
  「行動し続ける」ことです。


  著者は自らも経営者として、
  非情にならざるをえなかった経験を踏まえて
  リーダーとしてのビジネス論もさることながら、
  自らが恨まれる覚悟が必要だと経営者の現実を書いています。
  amazonの書評では、理念ばかりだとの批評もありましたが、
  やっぱり基本はこれしかないと思います。
  しかしこの基本がない企業がいかに多いことでしょう。
  企業理念を失い利益を追求した時点で、
  その企業は破綻へ向かうと著者はいいます。
  この本はビジネス書としても多くの示唆を得られますが、
  社員研修など多くの場面で使える一冊だと思います。

できる若者は3年で辞める!―伸びる会社はできる人よりネクストリーダーを育てる
できる若者は3年で辞める!―伸びる会社はできる人よりネクストリーダーを育てる
久野 康成

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2008年11月13日

世界一受けたい占い師になる授業 知ってた?こんなにある占いの仕事20歳からの占いハローワーク

      《著者紹介》
 
       日本初占い起業コンサルタント
       アスタロ占術協会会長
       05年「アスタロ占術協会」を主宰し、
       タロットと西洋占星術の新しい融合体である
       アスタロ占術を体系化。
       占術師の育成につとめている。

  《目  次》
       
      プロローグ
      
      第1章 誰も知らない本当の占い師

      第2章 知られざる占い師の仕事を全部教えよう!
          時給換算占い職業案内

      第3章 知らないと大変!
          これが占い集客力をアップする広告宣伝術!

      第4章 成功するための依頼者との
          コミュニケーションスキル

      第5章 占いの料金設定はこうしよう

      第6章 実践!これさえ分かれば怖くない
          相談内容別にみた占う場合のポイントを伝授!

      第7章 1週間で占い師になるエクササイズ

      あとがき

      《内容と感想》

  これほど有名でニッチな職業もないでしょう。
  この本はいわゆる巷にあふれるスピリチュアル本ではなく、
  占い師として起業するための本です。


  世間の人が占い師について考えることといえば、
  霊感があるような特別な人しかなれないのでは?というものや
  街角にいるような占い師が儲かるわけがない
  といったものじゃないでしょうか。


  ですが、実は占い師ほど儲かる職業はないということです。
  占いで儲けるといっても、
  お客がつくまでは大変だと思われるかたも多いと思います。
  たくさんいることにはこしたことはないですが、
  そんなこともないのです。


  1度でも占ってもらった人なら分かると思いますが、
  あなたは1回いくら払いましたか?
  30分程度の占いでもけっこう払った覚えはないですか?
  そうなのです。占いは客単価がかなり高いのです。


  ですから1時間数人しかお客が来なかったとしても、
  1日でみればそれなりの額にはなるのです。
  ちなみにこの本では占い師の時給を6000円だと書いてあります。


  それに霊感がないと・・・・って人でも大丈夫です。
  基本的に霊感など特殊能力がなくてもなれるのが占い師なのです。
  大切なのは霊感なんかよりも経験です。
  いかに多くの人を占っていくかで、経験をつみ“勘”を養うのです。
  たくさんの人を占ってきた占い師ならば、
  霊感以上に勘が働くようになります。


  占いに集まってくる人は、
  どこかしら悩みや迷いを持った人たちです。
  彼女らの訴えることを受け止める精神力やコミュニケーション力も
  必要になってきます。


  この本ではそういったコミュニケーションの方法のコツも紹介されています。
  これは占い師でなくとも実社会でつかえそうなものも含まれていて
  なかなか便利です。


  ただ注意することといえば、占った結果の伝え方です。
  占いにはタブーがあります。
  けっして人の生き死にについて言及しない。
  例えば某占い師みたいに「あんた自殺するよ」とか
  「地獄に落ちるよ」などという発言は、
  占いの世界ではご法度なのだそうです。
  たとえ占いの結果が悪くても、
  相手のプラスとなるよう伝えるのが大切なんだとか。


  儲かる占い師といえば、テレビに出演している占い師だけだろうと
  思われる人もいるかもしれません。
  この本では営業の方法も載っています。


  例えば、雑誌や新聞、テレビ局への積極的な売り込みも
  この本では推奨しています。
  実はこの方法を行っている占い師はあんまりいなくて、
  今までメディアで取り上げられる占い師といえば、
  口コミで有名になったり知り合いのつてで取り上げられたりすることが
  多かったそうです。


  しかしTVで自分の番組を持つほどではなくても、
  地元のローカルのTV番組や、新聞や雑誌の占い欄への連載などへ
  売り込めば今なら充分チャンスなのだそうです。
  メディアへの露出は収入面より、
  その宣伝効果が重要なのだということです。
  メディアでの実績を活用してさらに売り込むことで、
  自分のお客さんを増やしていくことが大事なのだとか。


  さらに、メルマガやブログそして携帯サイトなど
  様々なツールを活用することも重要だとも書かれています。


  他にも占い師として、どのような占いを選択すればよいのか、
  またそれぞれの占い利点と欠点などや占いを学ぶコツ、料金の設定方法、
  個人で営業するのか占い師の事務所に所属したほうがいいのか、
  出張占いからメール占い手紙や電話の占いなどと料金の徴収方法など
  本当に占いをビジネスとして起業したいという人には
  便利な1冊になっています。


  霊とかスピリチュアルとかにはそれほど興味のない僕ですが、
  占いで儲けようと思わない人でも、
  占いというものの舞台裏というか神秘のベールに包まれた
  占い業界というものが、どういう仕組みで成り立っているのかが
  面白く読めました。


  それにしても時給6000円とは美味しい職業ですね。
  興味のある方はご一読いかがでしょうか。

世界一受けたい占い師になる授業
世界一受けたい占い師になる授業
ルカ池田博明

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2008年11月07日

ビル・ゲイツの面接試験 富士山をどう動かしますか?

〈内容の説明〉

     米マイクロソフトの採用試験の面接手順は独特で、
     電話で聞き取り調査を行った後、
     本社で1日がかりの面接試験を行う。

     人事の専門家ではなく、
     現場の社員が行うこの面接は、
     パズルや頭の体操的な問題が出ることで有名である。

     本書はマイクロソフトで出題された
     問題を紹介しながら、パズル面接を活用する意義を
     分析する。

    (アマゾン:内容の説明より)


    〈感  想〉

     
     問題です。

    「マンホールの蓋が四角ではなく丸いのはなぜでしょう?」

    「太陽は必ず東からでますか?」

    「世界中にピアノの調律師は何人いるでしょう?」

     この一見なぞなぞのような問題、
     僕は全く分からないどころか、
     想像もつきませんでした。

     しかし、この問題、キチンと答えがあるんです!!

     これはマイクロソフト本社で出題され入社試験です。

     毎年数万人の中からわずかな人が選ばれるという
     これらの問題、プログラムのコードが書ける論理的思考と
     面接官とのやりとりでコミュニケーション能力を
     はかるのが目的だとか。

     そもそもビル・ゲイツは社員を選ぶにあたって
     何より知能を優先していると発言し、
     他社もそれに追随しているのだといいます。

     日本でもこれからこの種の面接は
     多くなるのかもしれません。

     後半の問題と回答集はこの手の
     頭の体操的問題が好きな人には
     面白いのではないでしょうか。

ビル・ゲイツの面接試験―富士山をどう動かしますか?
ビル・ゲイツの面接試験―富士山をどう動かしますか?
松浦 俊輔

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2008年11月06日

普通の人が本を書いて怖いくらい儲かる秘術 副業で成功した人は知っている

               わらし仙人 著     

                総合法令出版 刊

               1,575円(税込)

     〈内容の説明〉
   
書店の店長経験があり、
また、独自の速読法で3万冊以上の本を読破し、
メルマガで多くの支持を集める著者が、
「本・小冊子を書いてお金を儲ける」秘術を紹介。

お金を出しても読みたいと思わせる
人気メルマガの作り方も大公開。

     (アマゾン:内容の説明より)



     〈感  想〉

      この本で著者が提唱する本の作り方
      そのままの方法で書かれた本なので、
      アマゾンのレビューの通り雑な作りと言われれば
      その通りかもしれません。

      しかし、徹底的に読みやすく、
      どんな人にも分かりやすく、
      要点をまとめて書いてあるので、
      スラスラ読めました。

      恐らく文字が大きく、
      行間が結構大きいため手抜きという印象を
      読者に与えるのでしょう。

      この本の大きなポイントとして、

      情報販売(ここでは小冊子の書き方など)のノウハウ。

      出来上がった本をいかに売りさばくか
      (営業術)があると思います。

      それに売れている作家さんたちは皆やっているが、
      人に言えないスレスレの文章術など
      結構へぇ〜ってとこもありました。

普通の人が本を書いて怖いくらい儲かる秘術
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